2024.10.22
※防水工事※で聞く改修用ドレンてっ何?
??改修ドレンとは??
ドレンとは、雨水などを排水する為の装置で、防水工事においては排水口に取り付ける部材の事を言います。
改修時であれば、現状の排水部へ差し込むように取り付けます。
最も一般的な鋳物製ドレンは、経年劣化によって錆びてしまう事が多く
防水工事に、その劣化した既存ドレンにひと回り内径の細いドレンを差し込むことで、排水口廻りを解体撤去をする事無く、施工可能となります。
ベランダ・バルコニーの雨漏りで、実はこのドレン周辺からの雨漏りが多い為、防水工事の際は、改修用ドレンの取付は防水改修において重要な工程となります。
※防水工事の見積もりの際は改修用ドレン設置・ストレーナーが入っているかを確定しましょう(防水内容によっては無い施工もあります)
施工方法
施工前には、必ず現場調査を行いますが、その時に施工業者は既存ドレンの内径を確認します。その内径に合わせて、適切なサイズの改修用ドレンを選ぶ必要があるからです。
プレート状のパーツ・カバーキャップ等を撤去し、改修用ドレンを設置していきます。
改修用ドレンを既存のドレンに差し込んでいきます。 銅製・鉛製を使用する事で、下地形状に合わせてハンマー等で叩いて変形できる為、隙間なく密着させる事が可能となります。
下地に改修用ドレンを接着させた後、順番に防水層を施工していき
防水工事が完了したら、上からドレンを取り付けると完了となります。
注意点
改修用ドレンは、排水部分の内径が小さくなってしまう為、どうしても落ち葉やゴミが詰まりやすいと言う弱点が有ります。
また、施工箇所によっては金属プレートと周辺の防水層に段差ができてしまうため、その部分をきちんと平さなければ、水が溜まりやすく防水層への負荷が大きくなり、劣化を早めてしまう要因になってしまいう為、慣れていない業者が施工すると、ドレン(排水口)の前で水が溜まってしまう事があります。
※改修ドレンを施工したからと言ってもその後、出来るだけ、こまめな点検や清掃、メンテナンス(落ち葉・ゴミ掃除)をオススメします。
ドレンは、屋上・樋等に降り注いだ雨水が、最も多く集中する場所の一つです。
その為、平場の防水層が問題なく見えてたとしても、雨漏りにつながってしまう事例が多くで存在する為
改修用ドレンや小さな部位についても、定期的に点検を行い、適切な判断・施工をしてくれる業者かを、ゆっくりと判断して頂きます様
お願い致します。