2024.10.09
それって本当に直ぐに塗装が必要?? ?まだ大丈夫?
営業の人が言っていた!担当者が言っていた! 塗装しないと家が雨漏りします?
この言葉! 塗装業者としては、不思議かつ都合の良い言葉に聞こえる営業トーク
それって本当に直ぐに建物全体を塗替え・塗装しないとダメなの?
チョーキング現象 ※直ぐに塗装危険度 ★
外壁に手で触れた時、衣服などで接触すると、白い粉が付着する現象を「チョーキング」と言い
これは塗料の成分が劣化し、表面が粉状になってしまっている状態の事を言います。
チョーキングが発生すると、外壁の防水性が低下し、雨水が内部に浸透しやすくなるリスクは少なからずある事は事実です。
しかし、よほどの大きなひび割れ等が見当たらない場合、チョーキング現象が有るから雨漏りがする!!は、少し懸念しても良いと思います。
チョーキング現象だけのお話なら、外壁の中には塗装層→壁(サイディング・モルタル)下地材や防水シートなどが有り、チョーキング現象の様な表面だけの劣化だけではなかなか雨漏りが発生するとは考えにくい為 ※(捲れ・剝れ・浮きが無い限り)
ひび割れ(クラック) ※直ぐに塗装危険度★★
塗装や外壁にひび割れが発生している場合、外壁内部が劣化している可能性があります。
特に深いクラックなどは最悪の場合、雨が入り込んでしまい、建物の構造を劣化させてしまう場合があります。
この様な場合は、その対象箇所のみの補修が可能性な場面は多く見られますが、建物全体の塗装を提案する業者は多く存在します。調査後にその箇所が原因の場合は
補修後が最小限で分かりにくく直せるか業者に確認する事も必要です。(建物全体の広範囲の場合は別)
色あせや変色 ※直ぐに塗装危険度★
建物は常に、雨・風・紫外線等にさらされることで、塗装の色が薄れたり、変色したりする事は避けられない現象となります。
これは元に使用されている塗料の種類や耐候性で差があり、それぞれの建物で異なりますが、チョーキング現象と似たようなイメージが分かりやすいかと思います。
ですので、よほど事(大きなひび割れ等)が無い限りは急ぐ必要があるかは、しっかりと判断する必要があります。
塗膜の剥がれ ※直ぐに塗装危険度★★★
塗膜が剥がれている場合、すでに塗装が持つ性能が失われている状態です。
特に木造住宅では、雨水が外壁内部に侵入してしまう事で、木材の腐食・シロアリの発生リスクが高まってしまいます。
この様な場合は、直ぐに業者へ相談し対処してもらう事が最善となります。(塗装・板金・サイディングカバー工法)
カビやコケの発生 ※直ぐに塗装危険度★★
太陽が当たらない・湿気が溜まりやすい場所で、カビやコケが生えている場合は、外壁の防水性が低下している可能性が高いです。
これを放置してしまうと、建物内部への水分侵入を引き起こす可能性があります。
しかし、塗料自体が湿気等に適切で無い場合もある為、業者へ板金やサイディングでのカバー工法と言う施工方法もあるので、塗装が適切か!カバー工法が適切なのかをしっかりと相談して頂き、色んな状況・建物の環境を判断してくれる業者をお選び下さい。
このように、建物の状況や立地環境で大きな塗装工事・最小限の塗装工事の場合もある為、塗装工事には型にはまるマニュアルは存在するようで存在しないと考えるのが弊社の意見になります。
●どの建物に対しても使用材料の組み合わせパターンが一緒 ※(全ての建物の環境は異なるのに?)
●あらかじめ使用材料マニュアルがある ※(状況を確認してから仕様を決めるのでは?)
ある程度の材料の選定や組み合わせは確かにありますが、プロなら頭を抱えて、何が最善な組み合わせでベストなのかを考える場面なのにもう決まっているの??
一軒一軒のパターンは違い、しっかりと状況を判断して適切な塗装工事を施工する為には、知識・技術・判断力が必要とされる為
どんな些細な事でも構いませんので、お客様より業者へ質問を一杯して頂き、その場での答えが直ぐに返ってくるかでの判断基準が争点となります。しかし、お客様にとって難しいと思いますので簡易的にはなってしまいますが
●直ぐに返答・対応できる(経験値が高い)
●話をはぶらかす・持って帰る・誰かに相談する(経験値が少ない)
上記の対応を意識して頂くだけでも塗装工事の失敗!のリスクを軽減できるかと思いますので、参考にして頂けますと幸いです。